住宅ローン中級編 住宅ローンの金利タイプ

ミニチュアの住宅 住宅購入

こんにちは、如月です。

前回、住宅ローン初級編ということで、そもそも住宅ローンとはどういうものなのかをおおまかに説明してきましたが、今回はもう少し掘り下げて説明していきたいと思います。

ローンの金利タイプをより詳しく説明していきますので、その特性を理解し自分に一番合ったものを選んで頂ければと思います。

是非、参考にしてみてくださいね(^▽^)/

 

 

変動金利

 

前回はかなり簡単な説明でしたが今回はより詳しく、かといって難しくなりすぎないように解説していきます。

変動金利というのは、金融機関が優良企業に対して1年以内の期間で資金を貸し付ける際の金利「短期プライムレート」というものと連動しています。

この「短期プライムレート」の動きに大きく影響を与えるのが日銀の政策金利です。

政策金利まで説明してしまうともう何が何だか分からなくなってきてしまうので割愛しますが、要は日本全体の景気に左右されるという事ですね。

 

ただこの短期プライムレート、多少の変動はあるものの20年以上ほとんど変わってないんですよ。

つまり、連動している変動金利もほとんど変わってないという事になります。

あれ?でも毎年金利は全体的に下がっていっているような・・・と思われた方、実はその通りなんです。

実際に住宅ローンでお金を借りた人に適用される金利というのは、

店頭金利-優遇金利=実行金利

となっていて、この店頭金利はほとんど変わっていないんですが優遇金利が増えている分適用される実行金利が下がっていっているということなんですね。

 

変動金利の場合、一応半年に一度店頭金利を見直すという事にはなっていますが、お伝えしている通り20年以上ほとんど変わってません。

優遇金利というのは借り入れ当初から完済まで、返済の遅れ等がなければずっと変わりませんよという銀行との約束事なので、店頭金利さえ変わらなければ実行金利も変わらないんです。

ですが、絶対に変わらないというわけではなく、日本の景気が大きく変わればこちらも連動して変わってくるという事になり、いってしまえばこれがリスクというやつです。

 

 

全期間固定金利

 

これは借り入れ当初から完済までずっと金利が変わらないタイプで、聞いたことがある人もいると思いますが代表的なものに「フラット35」という商品があります。

金融機関が優良企業に対して1年を越える期間で資金を貸し付ける際の金利「長期プライムレート」というものと連動しています。

で、実はこの「長期プライムレート」というものが曲者で、「短期プライムレート」と違い頻繁に変動するんです。もっというとほぼ毎月変わります。

何が問題かというと例えば月を跨いでローンの実行をした場合、実行時の金利が適用されるため前の月と金利が変わってしまうと予定していた資金計画通りにいかなくなってしまいます。

でも、一度ローンを組んでしまえば日本の景気がどんなに変わろうとも、完済まで金利が変わることはなく毎月返済額も常に一定です。

将来にわたる資金計画が立てやすく、変動リスクがないため安定を求める人には向いていると言えるでしょう。

金利については、数年前に比べるとかなり低くなったとはいえ、それでも変動金利よりは高いです。

低金利を求めるなら変動、安定を求めるのであれば全期間固定といったところでしょうか。

 

 

期間選択型固定金利

 

これは3年、5年、10年など、指定した期間の間だけ固定金利にして期間終了後は変動金利にしたり、またあらためて期間を指定しなおして固定金利にすることもできます。

期間終了後になにも手続きをしなければ自動的に変動金利になり、また、最初に変動金利を選択していてもいつでも自由に期間を指定して固定金利へ変更することも可能です。

金利は変動と全期間の中間といったところでしょうか。

変動にするにはリスクが怖いし、全期間にするには金利が高いしという人や、景気状況をみてその都度自分でうまく立ち回れるような人に向いてます。

また、借入額の一部を期間選択型にして残りを変動にするというようなことも可能です。

 

 

まとめ

 

金利は以下3タイプから選択できます。

 

  1. 変動金利
  2. 全期間固定金利
  3. 期間選択型固定金利

 

とにかく低金利の変動金利、安定感抜群の全期間固定金利、両方のメリット・デメリットの丁度中間で変動と組み合わせることも可能な期間選択型固定金利。

 

それぞれの特性を理解して、自分に合った金利タイプを選べるようにしておきましょう(^▽^)/

 

次回はローンの組み方について解説していきますのでお楽しみに!

 

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