井上尚弥の強さの秘密を考察!階級の壁は?【A-Studio】

井上尚弥 アスリート
引用元:https://toyokeizai.net/articles/-/319234

2月7日(金)放送予定の【A-Studio】に、最強すぎる男・井上尚弥選手が登場します!!

 

現WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者であり、昨年のWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)決勝で伝説のチャンプ・ノニト・ドネア選手を下し、名実ともにバンタム級世界最強を証明しました。

【WBSS決勝に関する記事はこちらをご覧ください】

井上尚弥VSノニト・ドネア!WBSSバンタム級決勝戦の展望

 

今回は、PFP3位にランキングされるモンスター・井上尚弥選手の強さの秘密や、今後階級を上げていった際のいわゆる「階級の壁」について考察していきたいと思います。

 

興味のある方はぜひ読んでみてください!

 

 

井上尚弥の強さの秘密とは!?

 

どこまで強いのか?正直、底がまったく見えません。

しかも、試合ごとに確実に成長しており、その伸びしろさえ未知数という手の付けられなさです。こんなボクサーは、少なくても国内では今まで見たことがありません。

あくまでも個人的な見解にはなりますが、おそらく日本ボクシング史上最強のボクサーでしょう!!

 

「そんなに強いんなら、超人的な身体能力の持ち主なんでしょ」と思われがちですが、実は以外にも井上選手の身体能力は、一般成人男性の平均とそれ程変わらない事がわかっています。

 

「じゃあなんで強いの?」ということで、その秘密を考察していきたいと思います!

 

ボクシングIQ

簡単に言えば、場面場面や試合全体を通して「自分が有利になる条件を作る能力」のことです。別に計算が早いとかそういう事ではありません。

相手の動きを見切ったり、行動の先読み、パンチを出すタイミングや状況の変化に対する瞬間的な対応力など、井上選手の場合、そういった能力がずば抜けて高いということが言えます。

WBSS決勝でも、ラウンドごとに状況に合わせファイトスタイルを器用に切り替えてましたね。

これは非常に重要な事で、仮に身体能力で劣っていたとしてもボクシングIQが相手よりも圧倒的に高ければ、相手のパンチは受けずに自分のパンチだけを当てて勝つ、なんて事も可能になります。

 

パワーとスピード

井上選手の場合、これは天性のものではなく確実に努力の賜物です。

強靭な下半身と並外れた体幹の強さがあってこそのもので、一般的には嫌がられる地味できついトレーニングでのみそれが鍛えられます。

ガードの上からでもダウンを奪うパワーも、一瞬にして相手の間合いから離れたり、逆に詰めたりするスピードも、全ては井上選手が常にボクシングだけを考えてトレーニングを続けてきたという事の証明でしょう。

 

当て勘

相手にパンチを当てる能力の事です。

これについては、これまでプロアマを通しての経験によって鍛えられてきた部分もあるでしょうが、井上選手のそれは天性のものです。つまり天才。これは弟の拓真選手も認めています。

当て勘がいいと、力が最大限に伝わるポイントとタイミングで打ち込めるので、必然的に井上選手のようにKOする試合が多くなってきます。

 

ジャブ

「左を制する者は世界を制す」

井上選手は試合を通してジャブを打つ回数が非常に多い選手です。

これも反復練習でのみ培われるもので、上述のパワーやスピード、当て勘も合わさり、相手にとっては脅威以外の何物でもない武器になっています。

ジャブと言っても井上選手のは左ストレート並みの威力がありますので、それに押されて相手はなかなか自分の間合いで勝負をすることができなくなります。

結果、常に井上選手の間合いで試合が進むことになり、その威力により相手にはダメージも蓄積していきます。

 

ディフェンス

信じられないかも知れませんが、井上選手にはほとんどパンチが当たりません。

スウェーや高速のバックステップ、パンチの軌道方向に顔をずらし威力を受け流すなど、ガードする以外のほぼ全てのパンチに対してこのような対処をしてきます。

「ボクシングなんだから当たり前だろ」「ボクサーはみんなやってるよ」というみなさんの心の声が聞こえてきそうですが、その通り、当たり前の事なんです。

 

ですが、普通のボクサーはそれでもいいパンチを結構もらいます。

ラウンドを多く重ねれば重ねるほど、どうしても対処しきれないパンチはあるものなんです。

 

【12R戦った後の井上選手】傷一つ無い綺麗な顔です。

 

【12R戦った後の八重樫選手】両目が塞がってしまってます。ディスっているわけではなくこれが普通なんです。

 

つまり、井上選手には試合を通して対処しきれないパンチがほとんどないという事になります。

これはどういう事かというと、上述の高いボクシングIQ+強力なジャブにより常に自分の間合いで戦えているという事が大きく関係しています。自分に不利なタイミングで不利な間合いにいることがほとんどないというわけですね。

 

ちなみに、井上選手が顔面をクリーンヒットされ流血までしている姿なんて、先日のWBSS決勝で初めてみました。それだけドネア選手も強かったという事でしょう。

 

 

どうですか?井上選手の強さの秘密、お分かりいただけたと思います。

なにより井上選手の凄いところは、特別な事は何一つせずに強いという事。しかも圧倒的に。

やっていることは、ボクシングを習い始める時に誰もが最初に教わることばかりなんです。

つまり、基本を徹底的に鍛えこんで、それを特別な域まで昇華しています。

分かりやすく言うと、ヤムチャのかめはめ波より悟空の正拳突きの方が強いみたいなかんじでしょうか。(逆に分かりづらかったらすいません汗)

 

今までは早いランドでのKO勝ちが多かったため、打たれ強さやスタミナを不安視する声もありましたが、逆にそれも一流であるという事をドネア戦で証明し、ますます最強っぷりに磨きがかかってしまった印象です。

唯一の弱点といいますか、ドネア戦で分かったことはクリンチがものすごく下手だという事くらいですかね。あの時も強引に引き剥がされて追撃を受けていたら危なかったと思います。

まぁ、井上選手ならそこも次の試合までに修正してくるでしょう。

 

 

井上尚弥に階級の壁は存在するのか?

 

「階級の壁」、あるかないかで言えば間違いなくあるでしょう。

では、それがどの階級か、という事ですよね。

これに関しては本人も言及していて次のように話しています。

「今の時点では、スーパーバンタム級。ゆくゆくは30歳、4年後に行けてもフェザーだと思う。その時の調子に寄りますけど。スーパーフェザー級? 普通の選手になりますよ。埋もれると思う」

本人的には2階級上のフェザーまでと言ってますね。

階級を上げるというのは、ただ単純に体重を増やせばいいというわけではありません。

そもそもの骨格によるところも大きく、また、間違った筋肉の付け方をしてしまえばパワーもスピードもスタミナも今より無くなってしまう事が十分にあり得るんです。

 

その中で、自分の良さは消さずにその階級にあわせるにはどうしたらいいのか、そのバランスを保てるのはどの階級までか、と考えながら階級をあげていくわけです。

井上選手的にはそれがフェザー級といってますが、やはりそのあたりが妥当なのかなとは思います。

 

規格外のパワーを考えると、いけてもその一つ上のスーパーフェザー級までではないでしょうか。ライト級までいってしまうと骨格的にもかなり厳しいと言わざるを得ません。

 

よって、「階級の壁」はスーパーフェザー級もしくはライト級ということになります。

 

 

 

4.25 WBO王者ジョンリエル・カシメロ戦を正式発表!!

井上尚弥 ジョンリエル・カシメロ

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200128-00102566-theanswer-fight

 

4月25日(日本時間26日)に米ラスベガスのマンダレイ・ベイ・リゾート&カジノで、WBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦を正式発表!!

 

正式発表前から始まっていたカシメロ陣営のトラッシュトークが止まりません。

「俺はナオヤ・イノウエのことなんて恐れていない」

「俺は118ポンドで1番の強力なパンチの持ち主だと思っている。イノウエも衝撃的なパンチを持っていて、それに対しては警戒をしなくてはいけないと思っているが、俺の方が強いパンチが出せると信じている」

「イノウエなんかは恐れるに足りない。この階級にいるヤツ全員がそうだ。俺は誰とでも戦える。なぜなら俺が118ポンドで最強であると考えているからだ。イノウエに対してのゲームプランは、まだ練っている段階だ。テテに対しては準備を周到にした。だけど、そのプランはテテに対してだけの話だ」

「イノウエはモンスターと言われているが、俺はリアル・モンスターだ。また会おう」

 

 

トラッシュトークはボクシングではよくあることで、試合を盛り上げてくれるという意味ではありがたいことですね。日本で有名なのはやはり亀田家でしょうか。

 

では、実際のところどうなのかという話になりますが、カシメロ選手も井上選手同様3階級制覇しているので、強敵なのは間違いありません。

試合を見る限りパワーもほぼ互角だと思います。

 

しかし、贔屓目無しに見てもそれ以外は全て井上選手が上回っているように思えます。

そもそも、あのハンドスピードで井上選手にパンチが当たるのか?ということと、カシメロ選手はほぼノーガードで突っ込んでくるタイプなので、井上選手にとっては格好の的なのではないかという気がしてなりません。

ですが、何が起こるかわからないのがボクシングですから、カシメロ選手にも十分にチャンスはあります。

 

とはいえ、前回外しておいてなんですが、ここでは井上選手の7R以内のKO勝利を予想します!!

 

 

井上尚弥が【A-Studio】に登場!!

 

リング上では決して見えない、井上選手の天然っぷりが炸裂するらしいので楽しみです!!

 

 

まとめ

今回は最強すぎる男、モンスター・井上尚弥選手の強さの秘密や階級の壁について考察してきましたがいかがでしたか?

最後にこれまでの内容を振り返っておきましょう!!

 

  • 強さの秘密は、基本を徹底的に鍛えこんで、それを特別な域まで昇華していること
  • 「階級の壁」はスーパーフェザー級もしくはライト級
  • WBO王者ジョンリエル・カシメロとの3団体統一戦を正式発表
  • カシメロ戦は井上選手の7R以内のKO勝利を予想
  • 井上尚弥が【A-Studio】に登場

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

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