いきなりですがリテールテイメントという言葉をご存じですか?
リテール(小売)とエンターテイメント(娯楽)を掛け合わせた造語で、今広まりつつある商業形態です!
今回はこのリテールテイメントとは具体的にどんなものなのか?
どこに行けば体験できるのか?
調べてみました!
興味のある方はぜひ読んでみてください!
リテールテイメントとは?
小売店が商品を販売するだけでなく諸種の娯楽を提供するという小売形態あるいは営業手法のこと。小売(リテール)と娯楽(エンタテインメント)を掛け合わせた商業形態。体験の提供は実店舗ならではの強みであり、オンライン通販に対抗するあり方として注目されつつある。
簡単に言うと、楽しみながら買い物ができる施設または販売方法の事です。
純粋に買い物目的の人だけではなく娯楽(エンターテイメント)目的の人も集客できるため、その分従来よりも売上げに期待ができます。
例えば、フラッと雑貨を買いに行くにしても、普通の雑貨屋となにか面白そうな事をやっている雑貨屋があれば面白そうな事をやっている方に入ってみたくなりますよね?
また、そういうところであればデートコースに加える人もいるでしょうし、SNSにアップする目的で行く人も増えてきます。
商品や品揃えだけではなくサービスや売り方でプラスαの価値を提供することにより、ネット販売に対抗する手段として今大変注目を集めている形態です。
具体的にどんなものがあるか?
リテールテイメントがどういうものか分かったところで、具体的にどんなものがあるのか調べてみました!
まだ日本では馴染みが薄いですが、アメリカの中でも特にニューヨークでは様々な面白体験型店舗が溢れています♪
・寝具を体験!
スリープテックと言われるほど、睡眠を改革するスタートアップがどんどん生まれているアメリカ。その中で、マットレスのオンライン直販で有名になったCasper。革新的なプロダクトや、ユーザーに寄り添ったサービスが支持を集める理由ではありますが、彼らの体験型ショップは注目です。
マットレスや枕などを取り扱う通常店舗の裏手に、実際にキャスパーの商品で仮眠をすることができる“The Dreamery by Casper”という店舗があります。ここは予約制で、25ドルで2時間の睡眠体験ができるというもの。時間内で、Casper商品の寝心地を試すことができます。
購入前に寝具を試す経験をしたことがある人は少ないんじゃないでしょうか?
確かにわずかな時間でぐっすり眠ることができたら、値段にもよりますが買っちゃうかも知れません。
・アディダスの最新体験型ショップ
お店は、スポーツ・スタジアムを彷彿とさせるデザインとなっています。フィールドに入場するトンネルをイメージしたコンクリート造りのエントランスや、ロッカールーム風の試着室、スタジアムショップ風のレジスターなど、いたるところにコンセプトが反映されたデザインとなっています。
また、地下1階には”The Turf”という競技スペースを設置。購入前に、シューズやボールなど様々なアイテムを試すことができる他、2階のトラックエリアでは試走も可能。店舗設計からサービスに至るまで、顧客に新しい体験を提供しようという試みが伺えます。
デートや家族でのお出かけなど、マルチで利用できそうなショップですね。
商品を売るというよりも「アディダス派」を増やすのが目的のように感じます。
・遊べるおもちゃ屋
【体験談】
子供を遊ばせられるおもちゃ屋があるという噂を聞き、訪問してみました。
一見ただのおもちゃ屋ですが、レジの店員さんに、子供の遊び場があると聞いたんだけど?と聞くと、隠し扉を開けて奥のプレイルームスペースに通してくれました。おもちゃ売り場と一体化しており、見た目の広さほど遊べるスペースがあるわけではないのですが、本物?の車をそのまま改造して中に入って座ったりできるようになっているスペースや、滑り台、キッチン等々あり、1時間超は時間をつぶせそうなくらいの狭からず広からずな広さのスペースでした。
ただ親が子供を見ながら座ってられるスペースはほぼなく、2時間以上ここで過ごすのは親の方の体力がしんどいかもしれません。
口コミが広がっているのか、日曜4時頃の時点で結構混みあっていました。
親は大変そうですが、子供が喜ぶのは間違いないでしょう。
夢中になって遊んでいる子供を見たらおもちゃの1つや2つ買ってあげたくなっちゃいそうです。
日本で体験するには?
さて、日本であればどこに行けばこのようなショップがあるのでしょうか?
・「スターバックス リザーブ® ロースタリー東京」
東京店はシアトル、上海、ミラノ、ニューヨークに続く5号店。この後もう1カ所、シカゴでの開店が予定されている。
店舗の設計は日本の建築家、隈研吾氏が担当した。4階建てで面積は約3000平方メートル。店内には大きな焙煎機が備え付けられている。コーヒー豆を入れる「キャスク」は高さ17メートルと、5店舗の中で最大だ。
所在地:東京都目黒区青葉台2丁目19−23
電話:03-6417-0202
営業時間:7:00 ~23:00(ラストオーダー 22:30)
・「LABI LIFE SELECT 立川」
「LABI LIFE SELECT立川」の各フロアには、「最新家電体験コーナー」を設け、家電の魅力を思う存分体験していただけるよう専門スタッフが親切丁寧にご説明いたします。
3Fの「デジタルサポートステーション」では、デジタル機器の相談から修理までトータルサポートによるデジタルライフのお手伝いをいたします。
5Fには「ハウステックショールーム」による様々な生活スタイルに合わせた最新水廻り設備を体験していただけるだけでなく、ヤマダの「新たな住まい」から「リフォーム」までのご提案をいたします。
その他にも4Fには、本格的なコーヒーを楽しめる「CAFE RESTO」がオープン。7Fには、お子さま大満足の遊具施設が満載の「キッズアイランド」で思い切り遊んでいただけます。
お客様の様々な新しいニーズにお応えできる店舗づくりとサービスで、ご家族連れでも一日中楽しめる体験、体感店舗となっております。
所在地:東京都立川市曙町二丁目2番25号
電話:042‐529‐3611
営業時間:10:00~22:00
・「LUSH原宿店」
ラッシュで販売する商品は、大手企業の同様の商品カテゴリーと比べると高めの商品が多い。そのため、商品を実際に体験し、納得感を持って商品を購入してもらうことを重視する。納得感のある接客販売と商品を使用した後の満足感がリピーターを生み出している。
所在地:東京都渋谷区神宮前1丁目13−11
電話:03‐5413‐5131
営業時間:11:00~21:00
・「Alpen Outdoors Flagship Store 柏店」
千葉県柏市に日本最大、世界でも最大規模となる体験型アウトドアショップ「Alpen Outdoors Flagship Store(アルペンアウトドアーズ フラッグシップストア)柏店」
売場面積約7603m2の壮大なスケールで、450ブランド、10万点以上を取り揃えた。
1階にキャンプ関連用品、2階に街とアウトドアを結ぶアーバンスタイルやキッズ関連用品、3階に本格的な登山関連用品と目的ごとにフロアが分かれており、各フロアの体験型コンテンツを通して、より自分に合った商品を選択できる。
所在地:千葉県柏市風早1-6-1
電話:047‐192‐3671
営業時間:10:00~21:00
他にもまだまだあるので、自分で色々調べてみると面白いかも知れませんね!
まとめ
今回は、今日本でも広まりつつある体験型の商業形態・リテールテイメントについて調査してみましたがいかがでしたか?
最後にこれまでの内容を振り返っておきましょう!
- リテールテイメントとは、商品や品揃えだけではなくサービスや売り方でプラスαの価値を提供することにより、ネット販売に対抗する手段として今大変注目を集めている商業形態
- ニューヨークでは既に様々な面白体験型店舗が溢れている
- 探せば日本にも結構あるので、調べてみると面白いかも
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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