令和2年3月29日午後11時10分、「キングオブコメディアン」志村けんさんが、世界中で猛威を振るう新型コロナウィルスによる重度の呼吸器障害(肺炎)でお亡くなりになりました。
3月23日に陽性と判明してからわずか6日、あらためて新型コロナウィルスの恐ろしさを実感するとともに、このウィルスが憎くて、本当に憎くてたまりません。
今回は、志村さんの残した代表作と多大な功績を振り返るとともに、懸命な治療の甲斐も無く志村さんの命を奪った、新型コロナウィルスの脅威に触れていきたいと思います。
志村さんへの哀悼の意も込め、彼を見て育った方や、新型コロナウィルスについてイマイチよくわかっていない方は是非、読んでみてください!!
プロフィール
名前:志村 けん
本名:志村 康徳(しむら やすのり)
生年月日:1950年2月20日
出身地:東京都北多摩郡東村山町(現:東京都東村山市)
血液型:A型
身長:166㎝
出身校:東京都立久留米高等学校(現・東京都立東久留米総合高等学校)
趣味:音楽
所属事務所:イザワオフィス
3人兄弟の末っ子として生まれた志村さんは、大学を卒業して公務員になった2人の兄とは異なり、ただ1人お笑いの道を目指し芸能界へと足を踏み入れました。
お笑いを目指した理由は、厳格だった父が唯一、テレビのお笑い番組を観ている時だけは声を出して笑っており、その体験からお笑い芸人に憧れを持つようになったそうです。
その後、いかりや長介さんの家へ押しかけ弟子入りを志願し付き人として忙しい日々を送る中、ついにお笑いコンビ・「マックボンボン」を結成し念願の芸能界デビューを果たします。
ですが、簡単に言えば本人たちの実力不足に加え相方にも恵まれず「マックボンボン」は自然消滅、ザ・ドリフターズの付き人に戻り「メンバー見習い」扱いでドリフに加入します。
転機が訪れたのは正式メンバーであった荒井注さんの脱退でした。
それにより当時24歳だった志村さんが正式メンバーとして加入することになり、『8時だョ!全員集合』でブレイクします。
私も小学生だった当時は毎週楽しみにしていた番組で、あくまでも小学生の間では間違いなく志村けんさんが主役であり、ヒーローでした。(私の学校だけの話しだったらすみません 汗)
ちなみに、同時間帯の裏番組として『オレたちひょうきん族』も流行っており、「ドリフ派」か「ひょうきん族派」かで学校内でもグループが分かれていました。
私はリアルタイムで『8時だョ!全員集合』を観て、『オレたちひょうきん族』をビデオに録画して観ていたので、どちらの話題にも入れたんですけどね(笑)
志村けんの代表作
8時だョ!全員集合
何と言っても、やはり「東村山音頭」に、加藤茶さんとの「ヒゲダンス」でしょう!
当時は日本中の子供が真似をしました(多分)
ドリフ大爆笑
この頃から、加藤茶さんとのコンビでアドリブ重視のコントが増え始め、この路線がのちの番組にも受け継がれていきます。
加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ
放送当時は「子どもに見せたくないテレビ番組」調査上位の常連でした。
志村さんの有名なギャグ「だいじょうぶだぁ」は、意外にもこの番組で生まれたんですね。
志村けんの失礼しまぁーす!
志村さんのコントでお馴染みの「志村お婆ちゃん」と堀ちえみさんが、公募で選ばれた全国の家庭や友達同士の集まりに夕食をご馳走に上がりゲームや家庭自慢などを展開し、志村さんが要所で盛り上げるお宅訪問トークバラエティ。
志村けんのだいじょうぶだぁ
志村さんご本人が一番好きなキャラクターだと語っている「変なおじさん」は、この番組から生まれました。
志村けんのバカ殿様
通称『バカ殿』。元々は『8時だョ!全員集合』内でのコントの一つでした。
志村さんの数あるコントキャラクターの中でも1番有名なキャラクターではないでしょうか。
また、お色気シーンや下ネタが満載だったこともあり、『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』同様、「親が子どもに見せたくない番組」では常に上位の常連になっていました。
天才!志村どうぶつ園
志村さんが自ら園長となって動物を取り扱う教養バラエティ番組。
この番組は志村さんの番組では初となる、「子供に見せたい番組」へのランクインも果たしています。
私も、チンパンジーのパンくんとその子供のプリンちゃんが大好きでした。
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志村でナイト
毎週水曜日の深夜に放送されているお笑いバラエティ番組。
前半は喫茶店・そば屋などが舞台のコントで、後半は出演者全員とゲストによるトークコーナーとなっています。
志村けんが与えた多大な功績
志村さんのもっとも偉大な功績とはもちろん、日本中のお茶の間に「笑い」を届けたことであり、コメディアンとしてこれ以上の功績はありません!!
ですが、別の側面からみると、テレビ界にとってものすごい功績を残しています。
それはズバリ、「視聴者投稿ビデオ」。
今では当たり前のように世界中の色々な番組で採用されていますが、その発案者はなんと、志村けんさんだったんです!
『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』には、コントとは別に「おもしろビデオコーナー」という視聴者が自ら撮影した映像を紹介するコーナーがあり、当然、日本でも絶大な人気があったんですが、そのクオリティの高さから2013年にはフランスで開かれた「世界のテレビを変えた50作」に出品され見事選出されています。
当時の産経新聞の記事より。
「『おもしろビデオコーナー』は、米ABCテレビにフォーマット販売され、ABCはその米国版を1989年から放送中。500回を超える長寿番組となり、100カ国以上に輸出されて世界的な『視聴者ビデオ投稿番組』ブームのきっかけを作った。それが今回、”元祖”に当たる同コーナーが『視聴者投稿ビデオを根付かせた』として選出された理由となった」
当時はまだビデオカメラの普及率が今ほど高くなかったため、それを懸念するスタッフを志村さんが押し切って始まったコーナーでした。
お笑いにも通ずるであろう「先見の目」が、こんなところでも発揮されていたんですね!
新型コロナウィルスの脅威
このウィルスの最も恐ろしいところは、その爆発的な感染力です!
感染経路としては「飛沫感染」と「接触感染」と言われており、「空気感染」はしないと考えられてますが、外出せず自宅にいただけで感染したという報告もあるため、まだ不明な点が多いのも事実であり、不安を掻き立てる要因の一つです。
新型コロナウィルスに感染すると、特に持病を持っていたり高齢者など、免疫力が落ちている方は命を落としかねません!!
各メディアでも散々注意喚起されていますが、一番の予防は不必要に外出をしない事です。
確かに、家にいただけで感染したという報告もありますが、外にいるよりは確実に感染のリスクを抑えることができます。
とはいえ、日常生活をする上ではどうしても外に出ざるを得ないのも事実。
そこで、上記にある通り最低でも3つの「密」を避けるようにしましょう!
知らず知らずのうちに誰かへ感染させないためにも、ひいてはこれ以上、この忌々しいウィルスを世界に広めないためにも、
無駄な外出はしない!!
多少の不便さは我慢する!!
是非、みんなで協力して、この混乱を乗り切れればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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